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2011年1月22日土曜日

なんとなくやってきたこと

 
いろいろなことがあったけど、なんとなく日々やってきたことが、形になりつつある。
結局のところ、基盤となるのは何となくやっていることだ。

なんとなく、というのは、つかみがたい、あいまいな、という感じでもある。

これを頑張ったとか、あれをやったとかいうのは、過ぎてみると案外どうということはない。
それよりも、なんとなくやってきた、いろいろなことを含む全部が、今につながっている。
明確な何かをやろうとして何かができるわけじゃなく、あいまいになんとなくやってきたものが何か確かな何かを生み出す。

食べる、寝る、と言えば当たり前だけど、なんとなくやってきたうちに形づくくられた基盤はその延長上にあるようなことだ。

目標が重要、というけど、おそらくそれも嘘だ。
目標を見失って、初めて何かが始まった。
その何かを目標と呼んでいいけれども、それはこれから先にあるというより、足元がはっきりして初めて明らかになったもののような気がする。

だから、目標というより基盤。なんとなく過ぎた日々が基盤となって、というのが一番しっくりくる。

自分がどうであったかというより、自分がたどってきたところがどんなだったか。

自分自身の基盤は、自分の中にあるわけでなく、自分自身が立つ、その足の下にある。
そう言えばそれもまた当たり前のことなんだけど。

毎日空回りしてきたような気がするけど、その空回りは、案外いいのだ、たぶん。
こういうものを作ろうとして、それができたというのもいいのだが、気がついたらなんか出来てる。そういうのがいい。

空回りを恐れず、目標を見失っても、気がつかない何かは持続していて、そのうちたいがい何かになっている。

形になりつつある何かに、しっかりした形を与えたい。
 

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