ここで働いています

2011年5月4日水曜日

再び、親愛なるものへ

 
来月からは一開業医として再々スタートだ。
半島の研修病院から、都心のはずれにある病院に移り、そして、今回。
最初の病院は失敗だった。次の病院では好い仕組みを立ち上げられたと思う。

仕事の大枠は、これまでと変わることはない。地域家庭診療センターを立ち上げ、診療だけでなく、教育、研究も含めて、活動していけたら、そんなことを考えている。センター長、三たびである。

そして、センター長を次へと受け渡すことが最も重要。つなげること。

多くの人に迷惑をかけた。

外は風が吹いている。

そして今も。

かぜは北向き、心の中じゃ、と歌った歌手もいる。
もうしばらく聞いていない。もう聞かないかもしれない。

「親愛なるものへ」

それを人生の応援歌として生きてきた。
しかし、50歳を目前にして、少しはわかったことがある。それは、外で吹いている風なのだ。

かぜは北向き、心の外、だ

流し眼は使うまい。
誰かの流し眼を受けとめること。

応援されることでなく、応援すること。

自分へ、でなく、
親愛なるものへ
 

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