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2011年5月24日火曜日

千里の道も

 
千里の道も一歩から。
千里と一歩のどちらに重きがあるかと言うと、答えは明確だ。

当然、一歩の方である。
千里に重きがあるような、そんな人生は勘弁。

一歩を踏み出して50年。
一歩を踏み出せば、あとはもう、ひとひらの葉っぱがひらひらと落ちていくように。
どこに着地するかなんて、知ったことじゃないのだ。

目指すのは決してたどり着けないどこか。
自分でたどり着けないからこそ、誰かにつなげることができる。
自分ひとりでたどり着いてどうする。

千里の先、わたしのたどり着く場所ではなく、そのはるか先。
わたしの向かう先というより、わたしたちの行く先。

そこでの問題は、「わたしたち」とはだれか、ということだ。
戦後65年、「わたしたち」ではなく、「わたし」の時代。まだ戦後すら終わっていない。

もっと遠くへ行かなくてはいけない。何かの後ではなく、その先へ。
そのための「わたしたち」。

ちょっと気持ち悪いけど。
「わたしたち」について考えたい。

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