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2011年7月6日水曜日

人からほめられる前に、自分で自分をほめるな

 
「人からほめられる前に、自分で自分をほめるな」の続き。

プライマリ・ケア連合学会はずいぶん盛り上がったらしい。わたしも会員の一人として、プライマリ・ケア医のはしくれとして、とてもうれしい。できれば私も参加したかった。
しかし、参加してどうしたかったかといえば、一緒に喜ぶというより、ちょっと一言、言いたいのである。喜んでいる場合でもないと。

プライマリ・ケア医の中には、これまで認知されていない恨みが渦巻いていた。でもそんなことはどうでもいいのだ。わたしはわたしの道を行くのだ。そう進んできた。そういう人たちが集まって、それぞれの私の道が重なり合って、仲間がこんなにいるじゃないか。これはどうやっても盛り上がる。

その盛り上がりに、水を差すようだが、やはりちょっと言いたい。

プライマリ・ケアの盛り上がりは、まだまだ内輪の盛り上がりに過ぎない。
「他人にほめられる前に、自分をほめてはいけない」という掟に従えば、まだまだ自分をほめてやるには早い。
この盛り上がりは、ある意味、世に認められていないから、内輪で盛り上がるという面がないわけじゃない。

開かれた学会へ、開かれた医療へ、まだまだこれからである。プライマリケア医が自分で自分をほめるには、まだまだ早い。

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