今日は久しぶりに早く帰宅。こういうバランスが大事なのだ、といって、なんだかすっきりしない。
ワークライフバランスなんて言うけど、バランスをとるということがどういうことなのかよく考えないといけない。
読みかけで放ってあった鈴木大拙の「一禅者の思索」を何年かぶりに手に取ったのだけど、驚くべきことが書かれている。
<命というものは、両方の攻め合うものが、ちょうど攻め合って平均を取ると意味ではないが、-平均を取ったらもうそこに動きがつかなくなって死んで行くという事になるので、到底それでは生きるというような事はなかろうと思う。>
バランスが取れているところでは死んでいるということだ。生きるというのはバランスを欠いているということだ。動的平衡とはそういうことではないか。鈴木大拙が福岡伸一につながる。
ワークライフバランスを動的平衡という中でとらえなおすこと、生きるということ。仕事のことを家に帰ってからも引きずり、寝る前にもぐずぐず考え、夢にまで見て、また朝を迎える。それでこそ生きている。
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