医療連携のためのグループディスカッションの分析で明らかになったこと。
病気にならないようにとか、病気を治したりとか、そういう方向で医学は頑張ってきた。そして、大きな成果を上げたと思う。
しかし、それはどうもには限界がある。
そういう中で、「キュアからケアへ」というようなことがいわれれる。
そういう中で寝たきり老人、孤独死というようなものがどのようにとらえられるか。
明確になったことは、ケアとは、寝たきりを防ぐことよりも、寝たきりに寛容であることだし、孤独死を防ぐことよりも、孤独死が受け入れられる基盤を作っていくことではないか、ということだった。
ケアとは、ボケを予防したり、進行を抑えたりとすることではなく、ボケを受け入れることだ。
こう書くとあまりに当たり前のことが明らかになったにすぎないけど、そんな当たり前のことが見失われている。だからもう一度はっきりと書いておこう。
寝たきりが問題ではない。ボケが問題なのではない。孤独死が問題なのではない。
それを受け入れられない世の中こそが問題なのだ。
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