現代史にはかなり疎いのだけれど、戦後の日本を作った人というのは、一貫して戦争に反対してきた人たちではなくて、戦争を肯定してきた自分を戦後になって否定しつつ生きた人ではないかという気がするのだが、どうなんだろう。
そうだとすると、原発を進めてきた人の中にこそ、これからの日本を変えていく人がいるはずだ。
これまで原発を進めてきた人をただ非難してはいけない。特に私は以前から原発反対だったという人は、原発を進めてきた人を安易に批判してはいけないという気がする。
自分はというと、CO2より放射線の方が怖い、なんていって原発には否定的だったかもしれない。しかし、ただそれは温暖化と炭酸ガスの関係について否定的だった延長上の原発否定に過ぎない。
私は震災前から原発には反対だった、そんなことは決して言わないようにしたい。むしろ、原発に頼って、電気を使いたい放題使ってきた自分は、原発を容認してきた部類に入ると認識しなくてはいけない。まずはそこから、自分自身と原発の問題について考え始めたい。
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