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2010年9月19日日曜日

鬱という字の2面性

 
鬱という字は、リンカーン大統領はアメリカンコーヒーを3杯飲むと覚える。なるほど。
それはいいとして、鬱には、一般的な鬱とは逆の意味、「鬱蒼:うっそう」の時の鬱のように、豊かに生い茂るさまという意味があるらしい。

ひとつの文字が逆の意味を同時に持つというのは、なんとなくわかる。

最もわかりやすい例でいえば、「ある」という言葉は、「ある」という意味と「ない」という意味が同時にある。わかりにくいか。
おおそうだ。「わかりやすい」という言葉にも、「わかりやすい」という意味と「わかりにくい」という意味が同時にある。

ますますわからない。
でもますますわかるといってもいいくらいだ。

「無心」なんてことも似たようなことのような気がする。

「いはんや悪人をや」なんてのも。

「生きる」というのも、「死ぬ」というのも。

誰かが「死にたい」なんて言うときは、「生きたい」と言ったって同じだ。
 

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