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2011年6月10日金曜日

すべては地域医療に

JIMという医学雑誌、「すべては地域医療に」という特集。
そのEditorialを読んだ。
いろいろなことを思い出した。

一体自分は何を思い出したのか。

これまで自分がしてきたことに対する、確かなよりどころというか、確かでないよりどころというか。
そこに書かれていることそのもの。

「地域医療とはなにか」、答えることのできない問いに、答えるひとつのあり方だ。
学生や研修医や、あるいはひとかどの人に、「地域医療って何ですか」と聞かれたら、ぜひこの文を読んでくれ、そう答えたい。


もうこれ以上、私自身が言い換えたり、感想を述べたりする必要はない。短い文だ。読めばいいのだ。何度も何度も読めばいいのだ。

わたしも、これから何度も読むだろう。

花を思う。

かつてそこにいた人、つまりは、今そこにいない人を思い出しながら、今そこにいる人と向き合いながら、生きている。そして、また、今そこにいる人自身も、かつてそこでないどこかにおり、今はここにいない一人のなれの果てとして、今にここにいる。

それもまた花と呼びたい。
 
そして、花を思う、のだ。
 

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